特徴
高さ1~2mになる落葉低木で、海岸や河原、道ばたの藪などの日当たりのよいところに生える。
日本の北海道(南部)~沖縄と、朝鮮半島、中国、台湾に分布する。
株元から茎が何本も立ち上がり、弓状に垂れ下がってやぶ状になる。
葉身は、長さ2~4 cmのやや先が尖った楕円形から倒披針形で軟らく無毛、数枚ずつ集まるように枝から出る。
葉の付け根には、1~2 cm程度のトゲが互生する。
葉腋から1~4個の細い花柄を出し、直径1 cmほどの小さな薄紫色の花をつける。花は鐘形で、花冠は5裂する。花から5本の長い雄しべが出て目立つ。花は7月~11月に咲き、花粉は昆虫が運ぶ。
果実は液果で、長径1~2.5 cmほどの楕円形、秋の終わりから冬の始めにかけて赤く熟す。
熟した果実はジャムや果実酒にされるほか、砂糖で煮てケーキのトッピングに利用される。
また、果実、根の皮、葉は、生薬として使われている。
名前の由来
和名クコは、漢名に由来する。漢名(中国名)で「枸杞」と書き、中国の古書に「枸橘(カラタチ)のようなとげがあり、杞柳(コリヤナギ)のように枝がしなやかに伸びるので、枸杞と名付けられた」との記述がある。
同定上のポイント
データ
- 学名 : Lycium chinense Mill.
- 目 : ナス目
- 科 : ナス科
- 別名 :
- 分類 : 在来種
- 外来種備考 :
- 葉のつき方 : 互生するか短枝では束生
- タイプ : 落葉広葉
- 樹高 : 低木
- 花の色 : 紫
- 開花時期 : 7月~11月