### 特徴
インド原産のキョウチクトウ科の常緑低木または小高木である。
夏から秋にかけて、枝先に赤、ピンク、白などの鮮やかな花を数多く咲かせる。
乾燥や大気汚染、潮風に強い非常に強健な性質を持ち、街路樹や公園樹、高速道路の緑化樹として幅広く植栽されている。
一方で、葉、茎、花、根、樹液などの全株にオレアンドリンを代表とする強力な強心配糖体(毒性物質)が含まれている。
枝をバーベキューの串代わりに利用したことによる野外での中毒事例や、野草と間違えて摂取した誤食事故が知られており、扱いには注意を要する。
### 名前の由来
葉が竹(タケ)のように細長く、花が桃(モモ)に似ていることから、中国で「夾竹桃」と表記された漢名をそのまま音読みしたことに由来する。
### 同定上のポイント
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セイヨウキョウチクトウ:花冠の開口部にある副花冠(糸状の突起)の先端が深く細かく裂けるキョウチクトウに対し、本種は副花冠の裂け方が浅く、全体に花弁の幅が広い傾向がある。
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ミフクラギ:葉の質感や雰囲気が似ているが、キョウチクトウの葉が主に3〜4枚ずつ輪生するのに対し、本種の葉は枝先に集まって互生する。また、花の中心部が赤く、熟すと赤から紫黒色になる大型で球状の果実をつける点で明確に区別できる。