カラクサナズナ

撮影地:神戸市西区伊川谷町潤和

形態

 草丈は10〜30cm程度で、全体に毛が生えている一年草である。キク科のトキンソウやハーブのカモマイルに見た目は似ているが、葉は羽状に深裂し、その裂片が細かく唐草模様のように見える。花や果実をよく見ると、白色の4弁花を持つアブラナ科の植物であることがわかる。

分布

 ヨーロッパ原産の一年草で、明治時代に観賞用として渡来したものが逸出し帰化植物となった。現在では本州から九州にかけての路傍、畑地、荒れ地などに広く分布している。日当たりの良い乾燥した場所を好み、しばしば群生して生育しているのが見られる。

同定上のポイント

 果実や実があればトキンソウと見分けるのは容易である。
  • 葉が羽状に深く裂け、裂片が細かく唐草状になるのが特徴で、他のアブラナ科の類似種との識別点となる。
  • 花だけでは判別しにくい場合でも、特徴的な扁平な円形の果実を確認することで確実に同定できる。
  • タネツケバナ類やコメツブナズナなど、同時期に開花する小型のアブラナ科植物も多いが、本種の葉の形態は独特である。

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