### 特徴
地中海沿岸地域を原産とするモクセイ科の常緑高木である。
葉は対生し、細長い披針形から長楕円形で硬い革質である。葉の表面は暗緑色だが、裏面には細かい鱗片が密生しており銀白色に見える点が大きな特徴である。
初夏に葉腋から花序を伸ばし、白色から黄白色の小花を多数咲かせる。秋から冬にかけて成熟する果実は楕円形の核果で、緑色から黒紫色へと変化する。果実やそこから搾油されるオリーブオイルは食用として世界中で広く利用されている。
### 名前の由来
英名である「olive」をそのままカタカナ表記したものである。英語の語源はラテン語の「oliva」であり、さらに古代ギリシャ語でオリーブを意味する「elaia」に由来する。かつて日本では「カンラン(橄欖)」と呼ばれることもあったが、本来のカンラン科の植物とは全く異なる。
### 同定上のポイント
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ホルトノキ:果実の姿や常緑の樹姿が似ており、古くは混同されたが、ホルトノキは葉の縁に浅い鋸歯があり、年間を通して一部の古い葉が赤く紅葉して落葉するのに対し、オリーブの葉は全縁で紅葉しないことで区別できる。
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ネズミモチ:葉の対生や黒紫色に熟す果実が似るが、オリーブは葉の裏面が銀白色をしているのに対し、ネズミモチの葉裏は淡緑色で光に透かすと脈が見えることで識別できる。