### 特徴
アヤメ科アヤメ属の耐寒性球根植物である。
スパニッシュアイリスなどを交配し、オランダで作出された園芸品種群であり、ダッチアイリスの名でも広く知られる。
春から初夏にかけて立ち上がった花茎の頂部に、青、紫、黄、白など多彩な色の花を咲かせる。
外花被片(外側の垂れ下がる花弁)の中央部に、鮮やかな黄色の斑紋が入るのが大きな特徴である。
アヤメ属の多くが根茎を持つのに対し、本種は球根(有皮球根)を形成し、葉は細長い溝状となる。
### 名前の由来
オランダにおいてスパニッシュアイリスなどを元に品種改良されたことに由来する。
英名では「ダッチアイリス(Dutch Iris)」と呼ばれる。
### 同定上のポイント
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アヤメ:アヤメは地下に根茎を持ち、外花被片の基部に網目模様があるのに対し、オランダアヤメは球根を形成し、外花被片に網目模様はなく鮮やかな黄色の斑紋が入る。
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ハナショウブ:ハナショウブは根茎を持ち湿地や水辺を好むのに対し、オランダアヤメは球根性で水はけの良い陸地を好む。また、ハナショウブの葉には中央脈がくっきりと浮き出るが、オランダアヤメの葉は断面がV字状の溝型になり主脈は目立たない。
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スパニッシュアイリス:原種に近いスパニッシュアイリスと形態が酷似するが、オランダアヤメの方が開花期がやや早く、草丈や花が大型で花弁の幅が広い。