特徴
古くからある石垣や道端に生える越年草で、茎は分枝して広がり長さ10~25cmになる。
花は淡いピンク色をした直径3~5mmの小さな花で、雨などの天気の悪い日には開かない。
種にはエライオソームと呼ばれる小さな粒がくっついていて、この粒にはアリが好む脂肪酸、アミノ酸、糖類などが含まれているため、アリが巣に運んでエライオソームを食べた後の種を巣の周りに捨てる。このようにしてアリが種を運ぶことから、石垣のすき間などに生える。
日本の本州~沖縄と東アジアに広く分布する。
昔は普通に見られたが、外来のオオイヌノフグリやフラサバソウに生育地を奪われるなどして、ほとんど見ることができなくなっている。
兵庫県内では、農村部よりは県南部の都市部の石垣などでまだ見ることができる。
名前の由来
果実の形状が雄犬の「フグリ」、つまり陰嚢に見立てたことから名付けられている
同定上のポイント
データ
- 学名 : Veronica polita Fr. var. lilacina (T.Yamaz.) T.Yamaz.
- 目 : シソ目
- 科 : オオバコ科
- 別名 :
- 分類 : 在来種
- 外来種備考 :
- タイプ : 1年草
- 花の色 : ピンク色
- 開花時期 : 2月~4月
- 備考 : 国;絶滅危惧II類(VU)。兵庫県;Cランク