### 特徴
ヒルガオ科サツマイモ属の一年生ツル性植物である。
日本では古くから親しまれている代表的な観賞用植物であり、夏から秋にかけて朝早くに開花し、昼前には萎れる生態を持つ。
茎は左巻きで他物に巻き付きながら伸長する。葉は通常3裂し、表面には短毛が生える。
花は漏斗形で、青、紫、赤、白など極めて多彩な色や模様が存在する。
奈良時代に中国から渡来したとされ、江戸時代には数々の品種改良が行われ、特異な形態を持つ「変化朝顔」をはじめとする多数の園芸品種が作出された。
### 名前の由来
朝に咲く美しい花を人の顔に見立て、「朝の容顔(かお)」が変化して「アサガオ」となったとされる。
また、中国から薬用として渡来した際、種子が生薬「牽牛子(けんごし)」として利用された。
この薬草を譲り受けた者が、お礼として牛を引いて送ったという故事から「牽牛花(けんぎゅうか)」とも呼ばれる。
### 同定上のポイント
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マルバアサガオ:アサガオの葉が通常3裂するのに対し、葉が分裂せず整った心形(丸型)をしている。また、アサガオのがく片は先端が細く長く伸びるのに対し、マルバアサガオのがく片は短く先端が急に尖る。
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アメリカアサガオ:花がアサガオよりも全体的に小さく、がく片の先端が著しく長く伸びて外側に強く反り返る特徴を持つ。
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ヒルガオ:アサガオが朝に開花して昼には萎れるのに対し、日中も花を開き続ける。また、花茎の基部にがくを包み込む大きな2枚の苞葉が存在する。