クロダイ

身体の特徴

クロダイは体長が最大で50〜60センチほどに成長する魚である。体の色は銀灰色から黒に近いもので、光沢があるが、環境によって色合いが変わることもある。また、体側には鮮明な縦のストライプがある。背びれと尻びれの存在感があり、特に背びれは長く伸びて尖っている。

生息環境

クロダイは岩礁域や砂泥底、河口付近など多様な環境で見られる。普段は浅い海域で多く生息するが,冬季には比較的深い場所に移動する傾向がある。周囲の環境に適応するため、淡水にも比較的強い。

習性

クロダイは雑食性で、多様な餌を摂取する。主に甲殻類や小魚、貝類を食べるが、時には植物片も摂取することがある。また生後約3年まではオスとして精巣が発達させるが,約4年目以降は卵巣が発達するため性別が変わりメスになる(雄性先熟)。
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同定上のポイント

  • マダイは体色が赤色であることから区別できる。
  • キチヌは腹鰭,臀鰭,尾鰭下端が黄色であり,クロダイと比べて口が尖っていることから区別できる。
  • イシダイは体側に銀色と黒色の明瞭な縞模様を持つことから区別できる。
  • ヘダイは口先が突き出しておらず,黄褐色の薄い縞模様を持つことから区別できる。
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豆知識

瀬戸内海に多く生息している。特に広島湾は個体数が多く,日本全体の約2割がこの地域で水揚げされるほどである。また関西圏を中心に「チヌ」と呼ばれ,釣りの対象魚として人気を博している。
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データ

  • 別名 : チヌ
  • 学名 : Acanthopagrus schlegelii
  • 目 : スズキ目
  • 科 : タイ科
  • 体長 : 20〜60cm
  • 保全状況 : 低危険種(LC)

写真一覧

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