身体の特徴
イトヒキハゼは体長が約10〜15cmほどで、細長い体を持っています。体の色は基本的に淡褐色や灰色で、背中には細かい模様が入っています。体の側面には美しい淡色の斑点が見られることがあります。また、背びれがやや長く伸びており、これが「イトヒキ」という名の由来となっています。
生息環境
イトヒキハゼは主に沿岸の浅瀬や河口域に生息しています。砂泥底や砂礫底に住み、岩の隙間や海藻の茂みを好んでいます。流れの緩やかな場所に多く見られ、潮が引いた後の潮溜まりにも姿を見せることがあります。温暖な海域に適応しており、水温の変化にもある程度耐性があります。
習性
このハゼは日中に活発に活動し、餌を求めて甲殻類や小さな無脊椎動物を捕食します。繁殖期になるとオスは領域を持ち、ライバルに対して威嚇行動を見せることがあります。巣穴を掘り、そこで卵を保護する習性もあります。
同定上のポイント
- イトヒキハゼの最も顕著な特徴は伸びた背びれであるが、類似種の中にも似たような特徴を持つものがある。
- クツワハゼとは模様の配置が異なるため、体側の斑点のパターンで見分けることができる。
- アカハゼと比較すると、体色の鮮やかさが異なり、イトヒキハゼの方がややくすんだ色合いをしていることが多い。
豆知識
イトヒキハゼはそのユニークな形態から観賞魚としても人気があります。また、巣穴を掘る際に見せる行動は非常に興味深く観察され、その生態は多くの研究者に研究されています。日本では主に西日本から南の地域で見られ、多くの人々に親しまれています。
データ
- 別名 :
- 学名 : Cryptocentrus filifer
- 目 : スズキ目
- 科 : ハゼ科
- 体長 :
- 保全状況 :