特徴
中国原産のヤナギバヒイラギナンテンが改良されて作られた園芸品種で、家の庭やマンションの植え込みなどによく植えられている。
常緑の低木で、幹は株立ちし、高さは0.5~2mになる。
葉は互生する長さ20~40cmの奇数羽状複葉で、小葉は5~10対つき、無柄で柔らかく両面無毛、長さ5~15cm、幅0.5~2cmの線状長楕円形、トゲ状にとがった鋸歯がまばらにあるが触っても痛くない。葉柄は赤味を帯びて無毛。
10月~12月に、枝先に長さ5~10cmの直立する細長い総状花序を数個出し、淡黄色の小花を多数つける。花は、ガク9個、花弁6個で、ともに淡黄色なので全体が花弁のように見える。
果実は長さ4~5mm、径2~4mmの倒卵形又は長楕円形で、翌年の4月頃に実り、表面に白い蝋粉を帯びて黒紫色に熟す。
名前の由来
園芸品種の名前なのではっきりわからないが、葉が細くてすらっと見栄えが良いため、美男子の代名詞でもある平安時代の貴族で歌人の在原業平(ありわらのなりひら)になぞらえて名づけられたのではないかといわれている。
同定上のポイント
- ホソバヒイラギナンテン
複葉の小葉:2~5対
小葉は革質で硬い
小葉の鋸歯は、触ると痛い
葉柄は緑色(赤味を帯びない)
果実は球形
- ナリヒラヒイラギナンテン
複葉の小葉:5~10対
小葉は柔らかい
小葉の鋸歯は、触っても痛くない
葉柄は赤味を帯びる
果実は倒卵形又は長楕円形
データ
- 学名 : Berberis eurybracteata (Fedde) Laferr. ‘Narihira’
- 目 : キンポウゲ目
- 科 : メギ科
- 別名 :
- 分類 : 外来種
- 外来種備考 : 中国原産
- 葉のつき方 : 互生
- タイプ : 常緑広葉
- 樹高 : 低木
- 花の色 : 黄色
- 開花時期 : 10月~12月