### 特徴
ヨーロッパ原産であるが主に地中海沿岸などの乾燥気候の地域に適応した種であり、日本では農村地域よりも都市部の道端などに多く見られる。
太い直根があり葉はすべて根元から放射状に出て,羽状に深く裂ける。
花茎は20cmほどで中空で葉をつけず、頂部に鮮黄色の直径3cmほどの頭花を1個つける。
在来のタンポポ類と違って、セイヨウタンポポと同様に開花時に総苞外片が反り返る。
セイヨウタンポポによく似ているが、舌状花の数が少ない、葉の切れ込み方が深くて裂片の間が離れる、総苞片の角状突起がやや目立つといった特徴がある。ただし、現在は雑種個体がほとんどを占めるため、これらの形態の特徴のみで種を同定するのは難しい。
そう果は暗赤色~赤褐色であることで、そう果が灰褐色~茶褐色のセイヨウタンポポと区別できる。
3倍体で、単為生殖で種子をつける。
他の個体と花粉を交換する必要がないので、一斉に開花する必要はなく、条件さえ揃えばだらだらと一年中花を開く。
### 名前の由来
成熟したそう果(種子)が赤みを帯びた赤褐色になることに由来する。
### 同定上のポイント
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セイヨウタンポポ:開花時に総苞外片が反り返る点は同じであるが、そう果が灰褐色〜黄褐色であるのに対し、アカミタンポポはそう果が赤褐色〜暗赤色になる点で区別できる。また、本種の方が葉の切れ込みが深く裂片の間が離れ、総苞片の先端に小さな突起が目立つ傾向があるが、雑種化が進んでいるため確実な識別にはそう果の色の確認が不可欠である。
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カントウタンポポ:開花時に総苞外片が反り返らず頭花に密着しているのに対し、アカミタンポポは総苞外片が強く反り返る。また、カントウタンポポは春のみに開花しそう果が灰褐色であるのに対し、アカミタンポポは環境が合えばほぼ一年中開花し、そう果が赤褐色である点でも異なる。