特徴
常緑の高木で、高さは20m、幹の直径は1mになり、本州から南の地域で古くから植えられてきた。
日本固有種で、どの地域までが自然分布かはっきりしないが、九州、南西諸島、本州(紀伊半島、房総半島南端)の沿岸部が自然分布と考えられている。
葉は長さ6~20cmほどの細長い卵形で先端が鋭く尖り、縁に鋸歯はない。表面には光沢があり、葉の寿命は3年ほど。
雌雄同株で雄花と雌花があり、花は6月に咲く。花粉は昆虫が運ぶ。
果実は花が咲いた翌年に熟し、タンニンが少なくてアク抜きが必要なく、シイの実より味は落ちるがそのまま食用になる。
千葉県の縄文時代の貝塚から果実が出土しており、大昔は食料として利用していたと推測される。
現在では、街路樹や公園樹として植えられている。
名前の由来
しばらく待てば、シイの実のように美味しくなるという意味でマテバシイと名付けられたという説があるが真偽は不明。
葉がマテガイのように長くて大きいことに由来するという説、葉が中国騎兵隊のサーベル「馬刀(マーダオ)」に似ることによるとする説、細長い葉を隙間なく茂らせる様が両手を示す「真手もしくは全手(まて)」に似ていることに由来するという説もある。
同定上のポイント
データ
- 学名 : Lithocarpus edulis (Makino) Nakai
- 目 : ブナ目
- 科 : ブナ科
- 別名 :
- 分類 : 在来種
- 外来種備考 :
- 葉のつき方 : 互生
- タイプ : 常緑広葉
- 樹高 : 高木
- 花の色 : 淡黄色
- 開花時期 : 6月