特徴
常緑の小高木で高さ5~10mになり、照葉樹林の構成種。
日本の本州(東海地方以西)、四国、九州(西部)と、中国南部、タイ、ミャンマーに分布する。
葉は長さ6~10cmの長楕円形で先端が尖り、縁には細かなトゲ状の鋭い鋸歯が目立つ。若葉の紅色は地域や環境によって異なり、赤いものもあれば、黄緑色のものもある。特に新芽が紅色になるものをベニカナメと呼ぶ。
花は5月~6月に咲き、花粉は昆虫が運ぶ。花が白くてソバの花に似ているとして、平安時代に書かれた枕草子では「そばの木」として登場している。
果実は12月頃に赤く熟し、野鳥が食べて種子を散布する。
若葉が赤くてきれいなので、よく生垣に植えられる。
材は堅く、農具の柄などに使われた。
名前の由来
「材が扇の要(かなめ)に使われたモチノキによく似た木」からきたという説と、赤い芽のモチノキを意味する「アカメモチ」からの転訛とする説がある。
同定上のポイント
データ
- 学名 : Photinia glabra (Thunb.) Maxim.
- 目 : バラ目
- 科 : バラ科
- 別名 :
- 分類 : 在来種
- 外来種備考 :
- 葉のつき方 : 互生
- タイプ : 常緑広葉
- 樹高 : 小高木
- 花の色 : 白色
- 開花時期 : 5月~6月