特徴
落葉の高木で、高さは20m、幹の直径は1mになる。
山地の日当たりのよいところや河川敷に生え、社寺の境内や公園でもよく見られる。
雌雄同株で両性花と雄花をつけ、雄花の方が先に開花して自家受粉を防いでいる。
花は4月~5月の葉の展開と同時に咲き、花粉は風で運ばれる。
果実は9月に赤褐色に熟し、少し甘くて食べることができるが、粉っぽい味がする。
葉は、3本の葉脈が目立つ。
日本の本州(青森県以南)、四国、九州、沖縄と朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島に分布する。
江戸時代には、主要街道の並木としては松や杉が植えられ、一里塚にはエノキが植えられた。
名前の由来
縁起のよい「嘉木(ヨノキ)」が転じて「エノキ」になった、鳥が果実をよく食べる「餌の木」から「エノキ」になった、農具の柄に使われた「柄の木」など諸説ある。
同定上のポイント
- ケヤキ
葉の側脈は8~18対
葉の縁には先端は尖るが、側面が弧を描いて丸くなる粗い鋸歯がある
葉の表面は濃緑色で、初め微毛があるがのち無毛
葉の裏面は灰緑色で、葉脈上に毛があり、脈腋にやや多い
- ムクノキ
葉の側脈は6~10対
葉の縁には角ばった山形の鋭い鋸歯がある
葉の表面は濃緑色で、短い剛毛があって著しくざらつく
葉の裏面は淡緑色で、短い剛毛があって著しくざらつく
- エノキ
葉の側脈は3~4対で、3行脈が目立つ
葉の縁には葉身の上半分に粗いきょ歯があるが、ときに全縁のものもある
葉の表面は緑色で、無毛か葉脈沿いにわずかに毛が残る
葉の裏面は淡緑色で、葉脈沿いに毛がある
データ
- 学名 : Celtis sinensis Pers.
- 目 : バラ目
- 科 : アサ科
- 別名 :
- 分類 : 在来種
- 外来種備考 :
- 葉のつき方 : 互生
- タイプ : 落葉広葉
- 樹高 : 大高木
- 花の色 : 白色
- 開花時期 : 4月~5月