### 特徴
キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑樹。
有毒植物。
山地の林縁や岩場、道端などに自生し、他の樹木や岩に絡みつきながら成長する。葉は対生し、厚みがあって光沢のある卵形から楕円形である。冬には葉が赤みを帯びることがある。
初夏(5月~7月頃)に、独特の甘く強い香りを放つ白い花を咲かせる。花弁の基部は筒状で先は5裂する。それぞれの裂片はわずかにねじれ、全体的にプロペラ状になる。
花後にできる果実は細長い袋果で、秋に熟すと縦に裂け、白い毛が生えた冠毛を持つ種子が風に乗って散布される。
### 名前の由来
式子内親王を愛した藤原定家が、親王の死後も彼女を忘れられず、かずらに生まれ変わって親王の墓に絡みついたという伝説から、和名「定家蔓(テイカカズラ)」と名付けられた。
### 同定上のポイント
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キョウチクトウ:同じキョウチクトウ科の有毒植物であるが、テイカカズラがつる性であるのに対し、キョウチクトウは木本であり、草姿が大きく異なる。花もテイカカズラがプロペラ状にねじれるのに対し、キョウチクトウの花弁はあまりねじれない。
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カロライナジャスミン:同じキョウチクトウ科のつる性植物で有毒である点が共通するが、カロライナジャスミンの花は鮮やかな黄色であるため、白い花を咲かせるテイカカズラと容易に区別できる。