特徴
山地の日当たりのよい林縁に生える落葉低木で、高さは0.5~1mになる。
まっすぐの茎の先に細い鉋屑を束ねたような頭花をつける。
花は雄しべと雌しべのある両性花で、雄しべの方が先に熟し雌しべが後から熟すことにより、自家受粉を防いでいる。
キク科の植物なのでタンポポと同じように種に冠毛がついていて、風で運ばれる。
日本の本州(関東地方以西)、四国、九州と中国(中南部)に分布する。
奈良時代に宮中では、正月の初子(はつね)の日に天皇が田を耕し、皇后が蚕室を掃いてその年の豊穣を祈る儀式が行われたが、この蚕室を掃くのに使われたのがコウヤボウキの枝を束ねて玉飾りをつけた玉箒(たまぼうき)といわれている。
名前の由来
高野山の寺院で、この花の茎を束ねて手箒を作っていたことによる。
同定上のポイント
データ
- 学名 : Pertya scandens (Thunb.) Sch.Bip.
- 目 : キク目
- 科 : キク科
- 別名 :
- 分類 : 在来種
- 外来種備考 :
- 葉のつき方 : 互生,束生
- タイプ : 落葉広葉
- 樹高 : 低木
- 花の色 : 白
- 開花時期 : 9月~10月