### 特徴
山野の日当たりのよい斜面や林縁などに自生する落葉低木である。高さは1〜3mになり、多くのハギ類が草本状であるのに対し、本種は茎がしっかりと木質化して太くなる。
葉は互生し、3枚の小葉からなる複葉である。小葉は長楕円形から卵状長楕円形で、先端はやや尖り、小さな針状突起がある。葉の裏面には伏毛が生える。
花期は7〜9月頃で、葉腋から葉と同長かやや長い総状花序を出し、淡黄白色の蝶形花を多数つける。旗弁の基部や竜骨弁の先端付近に紅紫色の斑紋が入るのが特徴的である。果実は扁平な卵形の節果で、中に1個の種子を含む。
### 名前の由来
一般的なハギ類が冬に地上部を枯らして草本のように振る舞うのに対し、本種は幹や枝が太く木質化して低木としての姿をはっきりと保つことから「木萩(キハギ)」と名付けられた。
### 同定上のポイント
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チョウセンキハギ:花色や樹形が非常によく似るが、チョウセンキハギは花序が葉よりも大幅に長く伸び出して目立つ点や、小葉の先端が窪む(凹頭になる)傾向がある点で区別できる。
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シラハギ:白花を咲かせるハギであるが、シラハギの花冠は純白色であり、キハギのように黄色みを帯びたり紅紫色の斑紋が入ったりしない。また、地上部が冬に枯れ込む草本状である点でも異なる。
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ヤマハギ:自生環境や樹形が似るが、ヤマハギの花は鮮やかな紅紫色であり、キハギの淡黄白色の花色とは全く異なるため開花期には容易に識別できる。