カマツカ

秋の紅葉
撮影地:宝塚市西谷地区

形態


樹皮は灰色で、縦にしわが入る。
葉は互生し、倒卵形から長楕円形で、縁には細かな鋸歯がある。
初夏には白い小さな花を多数咲かせ、秋には直径5〜8mm程度の赤い球形の果実を実らせる。

分布


山地に普通に生える。
北海道から九州まで日本の広い範囲の山野に自生し、日当たりの良い場所から半日陰の場所まで幅広く生育する。
雑木林の林縁や谷筋などでよく見られる落葉低木または小高木である。

名前の由来


材が硬く折れにくいため、鎌などの柄に使われることから。
緻密で堅牢な性質から、農具の柄や木槌の頭部、あるいは薪や炭材としても重宝されてきた。
その堅さは、古くから人々の生活に密接に関わってきたことを物語っている。

同定上のポイント



  • 樹皮は灰色で、老木になるほど縦に浅い裂け目やしわが目立つようになる。

  • 葉は倒卵形〜長楕円形で、先端が尖り、縁全体に細かな鋸歯が均一にある。

  • 秋には直径5〜8mm程度の小さな球形の赤い果実を多数つける。

  • アズキナシとは、アズキナシの方が葉の鋸歯が粗く、葉脈の凹凸がより顕著である点で区別できる。また、アズキナシの果実はやや大きく、褐色の斑点が多い傾向がある。

  • ナナカマドとは、ナナカマドが羽状複葉であるのに対し、カマツカは単葉であるため容易に区別できる。

  • ウワミズザクラとは、葉の形は似るが、ウワミズザクラの花が総状花序で垂れ下がるのに対し、カマツカは散房花序で上向きに咲く点で異なる。ウワミズザクラの果実は黒く熟す。

データ

  • 学名 : Pourthiaea villosa var. leavis
  • 目 : バラ目
  • 科 : バラ科
  • 別名 : ウシコロシ
  • 分類 : 在来種
  • 外来種備考 :
  • 葉のつき方 : 互生
  • タイプ : 落葉広葉
  • 樹高 : 小高木
  • 花の色 : 白色
  • 開花時期 : 4月~5月

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