### 特徴
伐採跡地や林縁、川の土手などの明るいところに生える落葉高木で、高さは10mになる。
春に出る若葉は、鮮やかな紅色をしていて美しく、星状毛が密生する。葉の基部には蜜腺があり、アリがよく集まっている。アリを呼び寄せることにより、外敵から守ってもらっていると考えられている。
雌雄異株で、枝先の円錐花序に白色の小さな花を多数つける。
種子は高温にさらされると発芽しやすくなり、伐採や山火事により森林が破壊されると一気に発芽して繁殖するパイオニア植物である。
日本の本州(岩手県・秋田県以南)、四国、九州、沖縄と朝鮮半島、中国南部、台湾に分布する。
### 名前の由来
赤芽槲、赤芽柏。
新芽が鮮紅色であること、そして葉が柏のように大きくなることから命名された説もあるが、柏が生息していない地域では、この木の葉を柏の葉の代用として柏餅を作ったことからアカメガシワと呼ぶようになったとの説もある。
### 同定上のポイント
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ウラジロアカメガシワ:葉の裏面に白色の星状毛が密生して著しく白く見えるため、裏面がそれほど白くならないアカメガシワと区別できる。
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オオバベニメガシワ:新葉が赤く染まる点は共通するが、葉がより大型で、蜜腺が葉身の基部ではなく葉柄の先端付近に位置する点で区別できる。
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キリ:幼木の葉がアカメガシワの大型の葉に似るが、葉や茎に粘毛があってべたつくことや、枝の芯が中空になっていることで区別できる。
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カジノキ:葉の形状が似ることがあるが、枝や葉を傷つけると白い乳液が出ることや、葉の表面が著しくざらつくことで区別できる。