エゾノギシギシ

### 特徴
ヨーロッパ原産のタデ科ギシギシ属の帰化植物であり、道端や荒地、農耕地、牧草地などに生育する大型の多年草である。
草丈は50〜150cmほどになり、茎は太く直立して上部で枝分かれする。
根生葉は大型で、幅の広い長楕円形から卵状長楕円形をしており、基部が深く凹んだ心形(ハート形)になるのが特徴である。
初夏から夏にかけて、茎の先に大形の円錐花序を伸ばし、輪生状に多数の淡緑色の小花をつける。
花後に果実を包む内花被片(果包)は三角状卵形で、その縁に長くて鋭い針状の鋸歯(刺)が数対並ぶのが最大の特徴である。
### 名前の由来
「ギシギシ」は、風で葉同士が擦れ合う音に由来するという説や、古い方言・漢名に由来するなど諸説存在する。
「エゾ(蝦夷)」は、明治時代に北海道(蝦夷地)で初めて定着が確認されたこと、あるいは北方系の植物のイメージから名付けられたとされる。
### 同定上のポイント
- ギシギシ: 果包の縁が全縁または浅い波状で鋭い刺を持たない。また、根生葉の幅が本種ほど広くならず、基部が深い心形にならないことで見分けられる。
- ナガバギシギシ: 葉の幅が狭くて長く、縁が激しく波打ち、葉の基部が心形にならず楔形〜丸みをおびる。果包の縁には刺がなく全縁である。
- アレチギシギシ: 果包の縁に鋸歯を持つ点は似るが、鋸歯が短く、3片の果包すべてにほぼ均等な大きさのコブ(気泡)がつく。本種は果包の刺が非常に長く針状で、コブは通常1個だけが著しく大きく発達する。

データ

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学名Rumex obtusifolius L.
ナデシコ目
タデ科
別名ヒロハギシギシ
分類外来種
外来種備考ヨーロッパ原産
タイプ多年草
花の色緑色(淡緑色)
開花時期6月~8月
備考生態系被害防止外来種(重点対策外来種)に指定されている。

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  • 2023-06-03
     
  • 2023-06-03
     

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