アマヅル

### 特徴
ブドウ科ブドウ属の落葉蔓性木本であり、山野の林縁や藪などに自生する。
葉は互生し、長さ4〜9cmの三角状卵形または広卵形で、縁には粗い鋸歯がある。葉の表面には光沢があり、裏面は脈腋に毛が残る程度でほぼ無毛である。
花期は5〜6月頃で、葉と対生して円錐花序を出し、黄緑色の小花を多数つける。花弁の先端は合着しており、開花時には開かずに帽子状となって基部から外れて落ちる特徴を持つ。
果実は直径5〜8mmほどの球形の液果で、秋に黒紫色に熟す。甘みがあり、そのまま食用にできるほか、果実酒などにも利用される。
### 名前の由来
果実が甘く、つる性の植物であることに由来する。
### 同定上のポイント
- エビヅルは、葉の裏面に赤褐色から灰白色の綿毛が密生するのに対し、アマヅルの葉裏はほぼ無毛である点で区別できる。
- サンカクヅルは、葉がより明確な三角形であり、鋸歯が鋭く尖るのに対し、アマヅルは葉の鋸歯が比較的低く、表面に強い光沢があることで見分けられる。
- ヤマブドウは、葉が長さ10〜30cmと非常に大きく、裏面に赤褐色の綿毛が密生するのに対し、アマヅルは葉が長さ4〜9cmと小さく裏面がほぼ無毛である。
- ノブドウは、花弁が1枚ずつ独立して開くのに対し、アマヅルは花弁が合着したまま帽子状に脱落する。また、ノブドウの熟した果実は青色や紫色などの不規則な色合いになり食用にならないのに対し、アマヅルの果実は黒紫色に熟して甘みがある。

データ

項目キー
上位接続ノード宇宙 ➔ 銀河系 ➔ 太陽系 ➔ 地球 ➔ 生物 (Biota) ➔ 植物界 (Plantae) ➔ 陸上植物 (Embryophyta) ➔ 維管束植物 (Tracheophyta) ➔ 種子植物 (Spermatophyta) ➔ 被子植物 (Angiosperms) ➔ 真正双子葉類 (Eudicots) ➔ コア真正双子葉類 (Core Eudicots) ➔ バラ類 (Rosids / Superrosids) ➔ ブドウ目 (Vitales) ➔ ブドウ科
学名Vitis saccharifera Makino
ブドウ目
ブドウ科
別名シラガブドウ
分類在来種
外来種備考
タイプ落葉つる性木本
花の色黄緑色
開花時期5月~6月
備考環境省のレッドリストで絶滅危惧II類(VU)に指定されている。

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  • 2024-07-06
     

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