特徴


湿った田の畔や用水路沿いなどに生育する多年草である。茎は地を這って分枝し、先端がやや立ち上がる。高さは10〜40cmほどになる。葉は対生し、長さ1〜3cmの長楕円形〜倒卵形で、葉面には透明な油点(明点)が散在し、縁に黒点が並ぶ。花期は7〜9月で、枝先に黄色の5弁花を少数つける。花弁や萼片にも黒点をもつことが多い。果実は楕円形で、径約6mmと比較的大きい。

名前の由来


「アゼオトギリ」は、田の畔(あぜ)に多く見られることから「畦(あぜ)」の名が付き、属名「オトギリソウ」にちなむ。「オトギリソウ」は、鷹匠の秘薬の秘密を漏らした弟を兄が斬ったという伝説に由来するとされる。

同定上のポイント



  • 葉縁に黒点が並び、葉全体に透明な油点が見られる。

  • 茎が地を這い、先端が立ち上がる匍匐状の草姿である。

  • サワオトギリは山地の湿地に生え、花序が密に付き全体に小型である点で区別される。


データ

  • 学名 : Hypericum oliganthum Franch. et Sav.
  • 目 : キントラノオ目
  • 科 : オトギリソウ科
  • 別名 :
  • 分類 : 在来種
  • 外来種備考 :
  • タイプ : 多年草
  • 花の色 : 黄色
  • 開花時期 : 8月~10月
  • 備考 : 兵庫県レッドリスト:Bランク 環境省レッドリスト:絶滅危惧ⅠB類

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  • 2022-08-31
  • 2025-08-17
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