大きさ
コブハクチョウは大型の水鳥で、成鳥の体長はおよそ125cmから170cmほどになります。翼を広げた際の翼幅はおよそ200cmから250cmと非常に大きいです。体重は約9kgから14kg程度で、性別によって若干の違いがあります。
季節・分布
コブハクチョウは原産地であるヨーロッパやアジアを中心に広く分布しています。季節によって一部の個体は移動することがありますが、多くは非渡り性で、一年を通して同じ地域に留まります。日本では特に本州の湖沼で見られることが多いです。
環境
コブハクチョウは湖、池、河川などの淡水環境を好みます。特に、水草が豊富に生えている静かな水域を選んで生息しています。都市部の公園の池でもしばしば見られることがあります。
行動
コブハクチョウは基本的にはつがいか小さな群れで生活します。繁殖期には縄張りを守るために非常に攻撃的になることがあります。水草や水生植物を食べるほか、水面を器用に歩いて移動する姿も観察できます。
形態
体は純白の羽毛で覆われており、首が非常に長いのが特徴です。大きなくちばしは橙色で、根元にこぶ状の黒い突起がある点が他のハクチョウと異なります。オスの方がこぶが大きい傾向があります。
鳴き声
コブハクチョウは比較的静かな鳥で、通常は低い音やうなるような音を発します。あまり鳴くことがないため群れや他の鳥との争い時にのみその声を耳にすることがあります。
同定上のポイント
- コブハクチョウはその名の通り、くちばしの根元にある黒いこぶが特徴である。
- 体全体が純白であるため、オオハクチョウやコハクチョウとの区別が比較的容易であるが、くちばしの色とこぶの有無で判断できる。
- 他のハクチョウ類と比較して、首が湾曲していることが多く、それが優雅な印象を与える。
データ
- 学名 : Cygnus olor
- 目 : カモ目
- 科 : カモ科
- 属 : ハクチョウ属
- 大きさ : 125~170 cm