大きさ
アトリは、体長約14〜16cmほどで、スズメよりやや大きい程度の小型の鳥である。翼開長は約25〜28cmで、体重は15〜30gの範囲にある。
季節・分布
アトリは冬鳥として知られており、秋から春にかけて日本各地で観察される。繁殖は主に北ヨーロッパや北アジアの森林地帯で行うが、冬になると南方のより温暖な地域に移動する。
環境
主に平地や低山の林や農耕地で見られることが多く、特に木の実が豊富な場所を好む。群れを成して行動し、人里にも現れることがある。
行動
アトリは通常、落ちた木の実や種子を求めて地上で採食を行うことが多い。群れで行動することが多く、集団でのねぐら入りを行う。繁殖期にはオスが美しい歌声で鳴くことが知られている。
形態
アトリは、オスの頭部が黒色で、胸部にオレンジ色の帯があるのが特徴である。メスは全体的に茶色みを帯びており、オスよりも地味な色合いをしている。くちばしは短くて丈夫で、種子の採食に適している。
鳴き声
アトリの鳴き声は、「ポピポピ」とリズミカルで明るいトーンが特徴である。群れで飛び立つ際や、採食中によくこの鳴き声を聞くことができる。
同定上のポイント
- アトリはスズメやカワラヒワと似ているが、オスの頭部の黒色とオレンジ色の胸帯で区別可能である
データ
- 学名 : Fringilla montifringilla
- 目 : スズメ目
- 科 : アトリ科
- 属 : アトリ属
- 大きさ : 約14cm~16cm