### 特徴
林縁などの半日陰の湿った場所に生える多年草で、地面をはって広がり、高さは5~10cmになる。
ひとつの花柄に黄色い花を1個つける。
花弁の根元近くは紫外線を吸収するので、花弁全体が一様に紫外線を反射するヘビイチゴと違って、紫外線だけを通すフィルターをつけて撮影すると違いが現れる。これは、人間と違って昆虫の目が紫外線部分を見ることができるので、昆虫に対するアピールの可能性がある。
真っ赤な実がなり、毒はないが食べてもボソボソして味がなくおいしくない。
日本の本州(関東地方以西)~沖縄と、朝鮮半島、中国、東南アジア、インド、ネパール、ブータンに分布する。
### 名前の由来
ヘビイチゴに似るが、ヘビイチゴより全体にやや大型で、藪のような湿った林縁などに多く自生することに由来する。
### 同定上のポイント
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ヘビイチゴ 小葉の先が丸みを帯びる(ヤブヘビイチゴはとがる)。ガク片の外側についている副ガク片は、花を上から見たときに垂れ下がってあまり目立たない(ヤブヘビイチゴは目立つ)。果実はヤブヘビイチゴよりやや小さく、ツヤがない。果実の表面に並んでいるツブ(痩果)の表面にはこぶ状の突起がない(ヤブヘビイチゴには突起がある)。