ギシギシ

### 特徴
日本各地の道端や荒地、湿地などに自生するタデ科スイバ属の多年草である。
茎は太く直立し、高さは50〜100cmほどに達する。
葉は大型の長楕円状披針形で、縁はゆるやかに波打ち、基部は心形または丸みを帯びる。
初夏から夏にかけて、茎の先に円錐花序を伸ばし、緑色の小さな花を多数密につける。
果実期には内花被片が発達して果実を包み込み、その背面に特徴的なコブ状の突起(瘤状突起)ができる。
### 名前の由来
風で茎同士が擦れ合う際に「ギシギシ」と音が聞こえることに由来するという説が有力である。
その他にも、茎を踏みつけたときの音や、根をすりつぶす音に由来するなど諸説存在する。
### 同定上のポイント
- エゾノギシギシ:果実を包む内花被片の縁に鋭い刺状の鋸歯があるのに対し、ギシギシの内花被片の縁は全縁かごく微小な鋸歯にとどまる。
- スイバ:葉の基部が矢尻型に尖って鋭く張り出すのに対し、ギシギシの葉の基部は心形または丸みを帯びる。
- アレチギシギシ:葉の縁が非常に強く波打ち、内花被片の3片すべてにほぼ同大の明瞭な瘤状突起ができるのに対し、ギシギシは葉の波打ちは緩やかで、瘤状突起は1個が特に大きく発達する。

データ

項目キー
上位接続ノード宇宙 ➔ 銀河系 ➔ 太陽系 ➔ 地球 ➔ 生物界 ➔ 植物界 (Plantae) ➔ 陸上植物 (Embryophyta) ➔ 維管束植物 (Tracheophyta) ➔ 種子植物 (Spermatophyta) ➔ 被子植物 (Angiosperms) ➔ 真正双子葉類 (Eudicots) ➔ コア真正双子葉類 (Core Eudicots) ➔ キク類 (Asterids / Superasterids) ➔ ナデシコ目 (Caryophyllales)
学名Rumex japonicus Houtt.
ナデシコ目
タデ科
別名シスイ(羊蹄)
分類在来種
外来種備考
タイプ多年草
花の色緑色(淡緑色・黄緑色)
開花時期4月~7月
備考根は「羊蹄(ようてい)」と呼ばれる生薬として利用され、緩下剤や皮膚病薬などに用いられる。また、若い芽はアク抜きをして食用にされる。

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  • 2021-06-22
     

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