### 特徴
日本各地の道端や荒地、湿地などに自生するタデ科スイバ属の多年草である。
茎は太く直立し、高さは50〜100cmほどに達する。
葉は大型の長楕円状披針形で、縁はゆるやかに波打ち、基部は心形または丸みを帯びる。
初夏から夏にかけて、茎の先に円錐花序を伸ばし、緑色の小さな花を多数密につける。
果実期には内花被片が発達して果実を包み込み、その背面に特徴的なコブ状の突起(瘤状突起)ができる。
### 名前の由来
風で茎同士が擦れ合う際に「ギシギシ」と音が聞こえることに由来するという説が有力である。
その他にも、茎を踏みつけたときの音や、根をすりつぶす音に由来するなど諸説存在する。
### 同定上のポイント
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エゾノギシギシ:果実を包む内花被片の縁に鋭い刺状の鋸歯があるのに対し、ギシギシの内花被片の縁は全縁かごく微小な鋸歯にとどまる。
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スイバ:葉の基部が矢尻型に尖って鋭く張り出すのに対し、ギシギシの葉の基部は心形または丸みを帯びる。
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アレチギシギシ:葉の縁が非常に強く波打ち、内花被片の3片すべてにほぼ同大の明瞭な瘤状突起ができるのに対し、ギシギシは葉の波打ちは緩やかで、瘤状突起は1個が特に大きく発達する。