形態
草丈は10〜30cm程度で、全体に毛が生えている一年草である。キク科のトキンソウやハーブのカモマイルに見た目は似ているが、葉は羽状に深裂し、その裂片が細かく唐草模様のように見える。花や果実をよく見ると、白色の4弁花を持つアブラナ科の植物であることがわかる。
分布
ヨーロッパ原産の一年草で、明治時代に観賞用として渡来したものが逸出し帰化植物となった。現在では本州から九州にかけての路傍、畑地、荒れ地などに広く分布している。日当たりの良い乾燥した場所を好み、しばしば群生して生育しているのが見られる。
同定上のポイント
果実や実があれば
トキンソウと見分けるのは容易である。
- 葉が羽状に深く裂け、裂片が細かく唐草状になるのが特徴で、他のアブラナ科の類似種との識別点となる。
- 花だけでは判別しにくい場合でも、特徴的な扁平な円形の果実を確認することで確実に同定できる。
- タネツケバナ類やコメツブナズナなど、同時期に開花する小型のアブラナ科植物も多いが、本種の葉の形態は独特である。
データ
- 学名 : Lepidium didymum
- 目 : アブラナ目
- 科 : アブラナ科
- 別名 :
- 分類 : 外来種
- 外来種備考 : 米原産の帰化植物。農耕地や路傍に広く生育する。
- タイプ : 1年草
- 花の色 : 白
- 開花時期 : 4月~8月
- 備考 :