### 特徴
畑地、庭、公園、道端などに生える多年草で、地面をはうように広がり、高さは5~10cmになる。
葉は3枚の小葉からなる複葉で、ひとつずつの小葉はハート形をしている。
葉にはシュウ酸が含まれていてかむと酸っぱい味がし、これで硬貨の十円玉を磨くとピカピカになる。昔はこれで銅の鏡を磨いたようで、鏡草(カガミグサ)とも呼ばれていた。
熟した果実を触ると種子が勢いよくはじけ飛び、1mくらい飛ぶ。
地上に横に伸びた茎のところどころから根を出し、繁殖力が強くてなかなか根絶できないところから、子孫繁栄につながるとして家紋に使われている。
葉の色が緑色のものが多く見られるが、葉が暗赤紫色になるものはアカカタバミ、うすく暗赤紫色がかかるものはウスアカカタバミと呼ばれて、品種として区別されることがある。
日本の北海道~沖縄と世界中の熱帯~温帯に広く分布する。
### 名前の由来
葉は夕方になると閉じ、片側が欠けて食べられたように見えることから、片食み(カタバミ)と呼ばれるようになった。
### 同定のポイント
-
オッタチカタバミ:花は同じく黄色だが、茎が立ち上がり、カタバミのように地上茎が匍匐して節から根を出すことがない。また、果柄が下向きに屈曲することや、葉の基部にある托葉が小さく目立たない点で見分けられる。
-
ムラサキカタバミ:花が淡紫色(ピンク色)であり、黄色の花を咲かせるカタバミとは容易に区別できる。地上茎を伸ばさず地下の鱗茎から葉や花柄を伸ばす。
-
イモカタバミ:花が濃いピンク色で中心部がさらに濃い色をしており、花が黄色のカタバミとは一目で区別できる。地下に多数の塊茎を形成する。