特徴
茎は直立して草丈20~80cmにまで生育し、葉柄がない細長い葉が2枚ずつ茎に対生し、両葉が接近して茎を抱く。葉身は長さ2~6cmの披針形で先端は丸みを帯び、全縁、無毛で、表面に褐色の小点が散在して見られる。この黒点はヒペリシンという光作用性物質で、これを摂取した後に日光に当たると皮膚炎や浮腫を生じる。
名前の由来
オトギリソウは漢字で「弟切草」と書く。
10世紀の平安時代、花山天皇のころ、この草を原料にした秘伝薬の秘密を弟が隣家の恋人に漏らしたため、鷹匠である兄が激怒して弟を切り殺し、恋人もその後を追ったという伝説による。葉や花の黒点は弟の血しぶきといわれている。
同定上のポイント
- 茎頂に分枝した枝先に、径2cm程の黄色い小さな5花弁の花を数個ずつ次々と咲かせる。花にも黒点と黒線が入る。
データ
- 学名 : Hypericum erectum
- 科 : オトギリソウ科
- 別名 :
- 分類 : 在来種
- 外来種備考 :
- タイプ : 多年草
- 花の色 : 黄色
- 開花時期 : 7月~9月
- 備考 :