### 特徴
市街地や農耕地で普通に見られ、高さは10~20cm程度になる。
ヨーロッパ~西アジア原産の2年草で、日本に入ったのは明治時代の初めと推定され、北海道~九州に帰化している。
花は2月~5月に咲き、花粉は昆虫が運ぶが自家受粉もする。
秋に芽を出し、他の植物が茂らない冬に横に広がって育ち、早春に花をつけて春の終わりには枯れてしまう。
しかし季節外れに芽を出して、花を咲かせているのを見ることもある。
花の色は普通コバルトブルーであるが、ピンク色のものもある。
### 名前の由来
イヌノフグリという日本在来種があり、これよりも花が大きいので名づけられた。「フグリ」とは陰嚢のことで、イヌノフグリの果実の形がオス犬の陰嚢に似ているとしてこう呼ばれるようになった。ちなみに、オオイヌノフグリの果実は、それほどは似ていない。
### 同定上のポイント
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イヌノフグリ:在来種であり、花は淡いピンク色で直径3~4mmと非常に小さく、オオイヌノフグリ(花径8~10mmのコバルトブルー)よりはるかに目立たない。
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タチイヌノフグリ:茎が立ち上がり、花は直径2~3mmと非常に小さく、花柄がほとんどなくて葉のわきに直接つく点で、長い花柄を持つオオイヌノフグリと区別できる。
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フラサバソウ:全体に多毛で、花は淡い青紫色をしており直径3~4mmと小さい。花柄が短い点でもオオイヌノフグリと異なる。
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コイヌノフグリ:花は白色から淡ピンク色で直径約2mmと極めて小さく、果実全体に繊毛が密生する。