イヌホオズキ

### 特徴
畑地や道端、民家の庭先、荒れ地などに生える一年草で、高さは30~60cmになる。
日本全土と、アジア、ヨーロッパ、北アフリカに分布する。
茎は暗紫色を帯びることが多く、上向きの曲がった毛がある。
葉は卵形~広卵形、縁は全縁~浅波状、葉の幅がやや広い。葉の両面に屈毛があり、葉裏の脈にも屈毛がある。葉面はほとんど無毛のものもある。
花は1つの房に総状に4~12個が並ぶようにずれてつく。花冠は星形に平開し幅10~12mm程度、白色~淡紫色で、5裂する。
果実は直径8mm前後、未熟な緑色のときにも光沢がほとんどなく、熟して黒くなっても光沢はない。ただし、かなり光沢のある果実が混じるときもある。果実の果肉の中に球状の顆粒がない。
### 名前の由来
ホオズキに似ているが役に立たないことから名付けられた。
### 同定上のポイント
イヌホオズキは、花序の花数が4~12個で小花柄が総状にずれてつくこと、果実に光沢がなく果肉中に球状顆粒がないこと、葉裏に屈毛があることが特徴である。近縁の類似種とは以下の点で区別できる。
- オオイヌホオズキ花序の花数は3~8個で、小花柄は花軸の先端に集まってつく(花数が多いときは1~2個離れてつく)。果実にはやや鈍い光沢があり、果肉の中に4~12個の球状顆粒をもつ。
- アメリカイヌホオズキ花序の花数は1~5個と少なく、小花柄は花軸の先端に集まってつく。果実はやや鈍い光沢があり、果肉の中に4~10個の球状顆粒をもつ。葉裏はまばらに短毛があるほかはほとんど無毛である。
- テリミノイヌホオズキ花序の花数は3~12個で、小花柄は花軸の先端に集まる場合と少しずれてつく場合がある。果実に強い光沢があるのが大きな特徴で、果肉中の球状顆粒は0~5個である。

データ

項目キー
上位接続ノード宇宙 ➔ 銀河系 ➔ 太陽系 ➔ 地球 ➔ 生物界 ➔ 植物界 (Plantae) ➔ 陸上植物 (Embryophyta) ➔ 維管束植物 (Tracheophyta) ➔ 種子植物 (Spermatophyta) ➔ 被子植物 (Angiosperms) ➔ 真正双子葉類 (Eudicots) ➔ コア真正双子葉類 (Core Eudicots) ➔ キク類 (Asterids / Superasterids) ➔ 真正キク類 I / ラミアイズ (Lamiids) ➔ ナス目 (Solanales)
学名Solanum nigrum L.
ナス目
ナス科
別名バカナス
分類在来種
外来種備考
タイプ1年草
花の色白色~淡紫色
開花時期8月~10月
備考

写真一覧

10
  • 2021-10-23
     

掲示板