アメリカオニアザミ

### 特徴
茎の高さは0.5-1.5m。大きいものは2mにもなる。7-10月頃に紅紫色の頭状花を咲かせる。葉や茎、総苞片には鋭い棘がある。種子はタンポポのように綿毛で風に乗って拡散する。
全体が剛毛と鋭い棘に覆われているため、素手で触れることは困難である。生命力が非常に強く、一度定着すると根絶が難しい植物である。
### 生態・生育環境
日当たりの良い荒地や河川敷、道端、牧草地、休耕地などに生育する。繁殖力が非常に高く、群生して他の植物の生育を阻害することがある。
### 外来種としての側面
日本には1960年代に侵入が確認され、現在では北海道から九州まで広く分布を拡大している。国の「特定外来生物」には指定されていないが、環境省の「生態系被害防止外来種リスト」において「重点対策外来種」の一つに挙げられており、各自治体で駆除活動が行われている。在来の生態系への影響や、農作物への被害が懸念されている。
### 名前や分類
ヨーロッパ原産のアザミだが、日本へ北アメリカから輸入された穀物や牧草に混入して持ち込まれたため「アメリカ」の名が冠せられている。「オニアザミ」は、その巨大なサイズと全身の鋭い棘に由来する。キク科アザミ属に分類される。
### 同定上のポイント
- 根出葉は羽状に深裂しロゼット状となり、ふつう、花の時期には枯れています。
- ノアザミ:ノアザミは、花の下の総苞片が粘り、棘が柔らかい傾向があるが、アメリカオニアザミの総苞片は粘らず、非常に鋭い棘を持つ。また、アメリカオニアザミの方が全体的に大型になり、葉の切れ込みがより深く、棘もより強烈である。
- オニアザミ:日本在来のオニアザミは、葉の切れ込みが浅く、棘もアメリカオニアザミほど発達しない。また、花の時期には根生葉が残っていることが多い。アメリカオニアザミは、葉の切れ込みが非常に深く、棘も強烈で、花の時期には根生葉が枯れている。

データ

項目キー
上位接続ノード宇宙 ➔ 銀河系 ➔ 太陽系 ➔ 地球 ➔ 生物界 ➔ 植物界 (Plantae) ➔ 陸上植物 (Embryophyta) ➔ 維管束植物 (Tracheophyta) ➔ 種子植物 (Spermatophyta) ➔ 被子植物 (Angiosperms) ➔ 真正双子葉類 (Eudicots) ➔ コア真正双子葉類 (Core Eudicots) ➔ キク類 (Asterids / Superasterids) ➔ 真正キク類 II / カンパニュラズ (Campanulids) ➔ キク目 (Asterales)
学名Cirsium vulgare (Savi) Ten.
キク目
キク科
別名セイヨウオニアザミ
分類外来種
外来種備考日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。
タイプ越年草
花の色紫色
開花時期7月~10月
備考

写真一覧

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