### 特徴
シモツケ(Spiraea japonica)は、日本や中国に自生する落葉性の低木です。高さは1メートル程度に成長し、5〜6月にかけて小さな淡紅色の花を密集して咲かせます。花は複散房花序を形成し、その美しい姿から庭園や公園で広く栽培されています。
### 名前の由来
シモツケの名前の由来は、下野国(現在の栃木県)で最初に発見されたこと、あるいは多く自生していたことに由来しています。また、属名の「Spiraea」は、古代ギリシャ語の「speira」(巻く、螺旋)に由来し、果実が螺旋状に並ぶ様子や枝が弧を描くように曲がることに関連していると考えられています。
### 同定上のポイント
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シモツケソウ:草本(多年草)であり、頂小葉が掌状に大きく裂ける羽状複葉を持つのに対し、シモツケは落葉低木(木本)で、単葉であり縁に不規則な重鋸歯がある点で区別できる。
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ホザキシモツケ:花序が細長い円筒状の円錐花序(穂状)になるのに対し、シモツケは頂部が平らから丸みを帯びた複散房花序を形成する点で区別できる。
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マルバシモツケ:花が白色で、葉が円形から広卵形となり鋸歯が葉の上半部に限られるのに対し、シモツケは花が淡紅色から濃桃色で、葉は先が尖った卵形〜狭卵形で全体に鋭い重鋸歯がある点で区別できる。