特徴
キク科ウスユキソウ属に分類される高山植物である。ヨーロッパアルプスの象徴的な花として知られ、スイスの国花でもある。草丈は10〜30cm程度で、全体が白い綿毛に密に覆われているのが最大の特徴である。この白い綿毛は、強い紫外線や乾燥、低温から植物体を守る役割を果たす。花期は7月から9月頃で、星形に見える白い部分は花びらではなく、花を包む総苞片(ほうへん)である。その中央に、小さく黄色い頭花が複数集まって咲く。
名前の由来
ドイツ語の「edel(エーデル)」(高貴な、気高い)と「weiß(ワイス)」(白い)に由来し、「高貴な白」を意味する。その姿が純粋で気高い印象を与えることから名付けられた。
同定上のポイント
- 植物全体が白い綿毛で覆われ、特に花弁のように見える総苞片が星形に広がる
- 中央に小さな黄色の頭花が複数集まっている
- 標高1,800m以上の高山帯の岩場や石灰岩質の草地に自生する
- ウスユキソウやヒメウスユキソウなど、日本を含むアジアに分布するウスユキソウ属の植物とは、分布域が異なる点が最も明確な区別点である。エーデルワイス(Leontopodium alpinum)は主にヨーロッパアルプスに自生する