イブキジャコウソウ

### 特徴
日当たりのよい岩場や高山帯、乾燥した草地などに自生するシソ科の常緑小低木。茎は細く木質化し、地面を這うように長く伸びて分枝し、マット状に広がる。
葉は対生し、卵形から狭卵形で全縁、両面に腺点があり、触れると強い芳香を放つ。
初夏から夏にかけて、立ち上がった枝先に短い花穂を形成し、淡紅紫色の小さな唇形花を多数密集させて咲かせる。花冠の上唇は直立して浅く2裂し、下唇は3裂して中央の裂片が大きい。
### 名前の由来
滋賀県と岐阜県の境にある伊吹山に多く自生し、植物体全体に麝香(ジャコウ)のような強い芳香があることに由来する。
### 同定上のポイント
- タチジャコウソウ:同属のハーブ(コモンタイム)であるが、茎が直立して立ち上がり茂るのに対し、イブキジャコウソウは茎が地面を這ってマット状に広がる匍匐性である点で区別できる。
- ジャコウソウ:同じシソ科であるがジャコウソウ属の大型多年草であり、茎は直立して高さ50〜100cmほどになり、葉腋に長さ4cm前後の大きな筒状花を咲かせるため、草姿や花の大きさが全く異なる。

データ

項目キー
上位接続ノード宇宙 ➔ 銀河系 ➔ 太陽系 ➔ 地球 ➔ 生物 (Biota) ➔ 植物界 (Plantae) ➔ 陸上植物 (Embryophyta) ➔ 維管束植物 (Tracheophyta) ➔ 種子植物 (Spermatophyta) ➔ 被子植物 (Angiosperms) ➔ 真正双子葉類 (Eudicots) ➔ コア真正双子葉類 (Core Eudicots) ➔ キク類 (Asterids / Superasterids) ➔ 真正キク類 I / ラミズ (Lamiids) ➔ シソ目 ➔ シソ科
学名Thymus quinquecostatus Celak. var. ibukiensis (Kudô) H.Hara
シソ目
シソ科
別名ヒャクリコウ
分類在来種
外来種備考
タイプ常緑小低木(匍匐性低木)
花の色ピンク、淡紅色、紅紫色
開花時期6月~8月
備考

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  • 2026-08-22 地図
    伊吹山
  • 2026-08-22
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