アクリスキンポウゲ

### 特徴
アクリスキンポウゲは、山地から高原、牧草地、路傍など、日当たりの良い湿った場所に生育するキンポウゲ科の多年草である。草丈は30-80cmに達し、茎は中空である。初夏から夏にかけて(5月から8月頃)、光沢のある鮮やかな黄色の花を咲かせる。花は直径2-3cmで、通常5枚の花弁を持つ。根生葉は掌状に深く3-7裂し、さらに裂片は細かく裂ける。茎葉は上部に行くほど裂け方が単純になる傾向がある。ヨーロッパ原産の帰化植物であり、日本では広く分布している。全草にプロトアネモニンという有毒成分を含むため、誤って摂取すると中毒症状を引き起こす可能性がある。
### 名前の由来
和名「アクリスキンポウゲ」の「アクリス」は、学名の種小名であるラテン語の「*acris*」に由来する。「*acris*」は「辛い」「刺激のある」を意味し、本種の汁が辛味を持つことにちなんでいるとされる。「キンポウゲ」は、黄金色の花が盃に似ていることから「金鳳花」と書かれることがあり、その色彩と形状に由来すると考えられている。属名「*Ranunculus*」はラテン語で「小さなカエル」を意味し、キンポウゲ属の植物に水辺を好む種が多いことに由来するとされている。
### 同定上のポイント
- ウマノアシガタ - アクリスキンポウゲは茎が中空である一方、ウマノアシガタの茎は中実である。また、アクリスキンポウゲの萼片は花弁に密着せず、やや反り返るのに対し、ウマノアシガタの萼片は花弁に密着する。葉の裂け方もアクリスキンポウゲの方がより深く細かく裂ける傾向がある。
- ケキツネノボタン - アクリスキンポウゲの花弁は光沢のある黄色で直径2-3cmと比較的大きいが、ケキツネノボタンの花弁は小さく、花全体もアクリスキンポウゲより小さい。また、ケキツネノボタンは全体に毛が多いことで区別できる。

データ

項目キー
上位接続ノード宇宙 ➔ 銀河系 ➔ 太陽系 ➔ 地球 ➔ 生物 (Biota) ➔ 植物界 (Plantae) ➔ 陸上植物 (Embryophyta) ➔ 維管束植物 (Tracheophyta) ➔ 種子植物 (Spermatophyta) ➔ 被子植物 (Angiosperms) ➔ 真正双子葉類 (Eudicots) ➔ キンポウゲ目 (Ranunculales) ➔ キンポウゲ科
学名Ranunculus acris L. subsp. acris
キンポウゲ目
キンポウゲ科
別名セイヨウキンポウゲ
分類外来種
外来種備考ヨーロッパ原産の帰化植物
タイプ多年草
花の色黄色
開花時期5月~7月
備考

写真一覧

7

掲示板