### 特徴
マンサク科の落葉低木。高さは2〜4mほどになり、山地に自生するほか、庭木としても広く植栽される。
葉はハート形(心形)から円形で、縁に鋸歯がない全縁となり、枝に互生する。秋には緑から黄、橙、赤、深紫色へと変化する非常に鮮やかな紅葉を見せる。
開花期は秋の10〜11月頃であり、紅葉の時期と重なって暗赤紫色の星形の花を咲かせる。花は葉の脇から出た花柄の先に、背中合わせで2個対になってつく特異な形態をとる。
### 名前の由来
丸みを帯びたハート形の葉を持つことに由来する。また、秋に美しく紅葉し、マンサク科の植物であることから「ベニマンサク」という別名でもよく知られている。
### 同定上のポイント
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カツラ:葉がハート形をしているため一見似ているが、カツラの葉は対生し、葉縁に波状の鈍鋸歯があるのに対し、マルバノキの葉は互生し、縁に鋸歯のない全縁である点で区別できる。
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ハナズオウ:同じく互生するハート形で全縁の葉を持つため葉だけでは見分けづらいが、ハナズオウは春に鮮やかなピンク色の花を咲かせ、秋にマメ科特有の豆のさやをつけるのに対し、マルバノキは秋に暗赤紫色の細長い5弁花を咲かせるため、花や果実の時期に容易に識別できる。