クマシデ

特徴

クマシデはカバノキ科クマシデ属に分類される落葉高木である。樹皮は灰褐色で比較的滑らかだが、老木になると縦に細かく裂ける特徴がある。葉は互生し、卵形から長楕円形で、縁にはっきりとした重鋸歯があり、葉脈が深く窪んで見える。春に花を咲かせ、秋には特徴的な房状の果苞に包まれた堅果をつける。

名前の由来

和名の「クマシデ」は、「クマ」を「大」や「強い」という意味合いで用いており、その材が非常に硬く丈夫であることに由来するとされる。「シデ」は、神社の注連縄に垂らす紙の「四手」に、連なって垂れ下がる果実の苞の形が似ていることから名付けられた。

同定上のポイント

  • 特徴的な房状に連なる果苞。これが最も重要な識別点となる。
  • 葉は葉脈が深く窪み、重鋸歯がはっきりしている。
  • 樹皮は灰褐色で滑らかだが、老木になると縦に細かく裂ける。
  • イヌシデとは、クマシデの葉がより大きく、葉脈の数が多く、果苞の鋸歯が粗い点で区別できる。イヌシデの果苞は全体に小さく、まばらな印象を受ける。
  • アカシデとは、クマシデの葉がより幅広く、果苞がより大きく、鋸歯が目立つ点で異なる。アカシデは葉が細長く、果苞が密で全体に赤みを帯びることがある。
がある。

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